私のバレンタインデーの思い出は三つある。

一つは、小学4年生の時。友達に、「好きな子にチョコレートをあげたいけど、恥ずかしいから一緒に渡して」と言われて。付き添いチョコとでもいうかな。だから一緒に渡した。学校終わってからその男の子の家までその友達と行って、郵便受けに入れたか、玄関に置いたか、よく覚えてないが、とにかくチョコを置いてきたことは覚えている。一緒に渡してと言われて自分が当時どう思ったのか覚えてないが、今から考えるとちょっと変なお願いだよね。好きでもない子にチョコレート渡すんだもの。でも何も考えていなかったんだろうな。友達に嫌とも言わず、言われたまま行動した。そして、一か月後のホワイトデーの時には、確かその友達はお返しをもらったと記憶している（たぶん）。私にはくれなった。別に好きな子でもないからいいのだけれど。でもなんだか複雑な気持ちだった。

二つ目は、これは以前、俊蘭のバレンタインの絵をブログにアップした時にも書いたのだけれど、高校二年生の時、違うクラスの片思いの男の子。その子はサッカー部で私はテニス部。確かその子と同じクラスの友達に、部活の後呼び出してもらって校舎裏で渡した。2月の部活終わりだったので、もう日が暮れて真っ暗だったから、顔が見えてなくて、きっと誰からもらったのかその子はわからなかったと思う。名前は書いてたと思うので後で誰だかは知ったと思うが、その後特に返事もなく、ホワイトデーのお返しもなく終わった。（意を決して渡したのにショックだった）というわけでもなかった。当時はそりゃドキドキ、モヤモヤ、悩みもしていたけれど、今から考えると、あの時は恋に恋していたのだろう。バレンタインというイベントにお祭り気分で、思い切って告白というより好きなことをただ知ってもらいたい、好きな子にチョコレートを渡す絵を自分で楽しんでいたんだと思う。

三つ目は、今の旦那。これは付き合ってからのチョコレート。まだ付き合って間もない時期だったので、一番楽しく幸せなバレンタインだったかもしれない。いまじゃ考えられないが、初々しい時期もあったんだなと懐かしく思う。今は空気みたいな存在になってしまった（笑）

こんな感じで三つの思い出を思い出したが、これを読んでくださる皆さんも、それぞれに色々なバレンタインの思い出はあることだろう。聞いてみたい気もする。